ある日の引っ越しのこと

エッセイ

愛知県~西表島~長野県~愛知県~長野県と移動してきたが、引っ越し業者を使ったことはない。いつも自分たちで運ぶ。

愛知から長野県への引っ越しの時、長女高1、長男中3、次女5歳 + 犬1匹 + ネコ1匹で軽トラとトラックで何度も往復した。

うちの犬はどうもトンネルが嫌らしい。

うちの犬は車に乗ると、前がよく見える場所にいつもカッコ良くお座りする。

ずーっとよく前を見ている。

そして、トンネルに入ると後ろを向く。

それまでは、ずっと前を見ているのに、トンネルに入った途端、後ろを向く。

体はそのままで。

真っ暗なトンネルが怖いのだろうか?

長野は山が多いのでトンネルも多い。

でも、その度に後ろを向く。

しばらくその動作を続けていた犬も疲れたのか、最後には座って眠ることを選んていた。

トラックに軽トラ載せる?

ある長野から愛知へ戻る日、荷物を降ろして空になったトラック2台に分かれて帰ろうとすると、

『軽トラックをトラック荷台に載せて帰ろう。ガソリン代も浮くし運転も1人ですむ。』と旦那が言う。

???本人以外は『え?本気でそんなことできるの?』

そして、軽トラをトラック荷台に載せる準備を始めだす。

『おまえら、ちゃんと見とけよ。危ないときはすぐ言え。』と言い軽トラに乗り込む。

ゆっくりゆっくり木の板で旦那が作ったスロープを上りだし、前輪が軽トラに載った。

が、後輪が載る前にガタンと大きな音。

旦那は軽トラからいったん降り、状態を見て手を加えてから再び乗り込む。

そして、無事軽トラはトラックに載った。

載せ終えた旦那は、

『危ない時は、すぐその場から離れろ。』と言った。

下で見守る残りの家族は、とにかくドッキドキだった。でも載せることができた。すごい!すごい!

でも、載せたってことは降ろさなあかんよなー。はぁー。

とんでもない人

グランドピアノも自分たちでトラックに載せて運んだ。

こうやって思い出してみると、色々あったなー、とんでもない経験させてもらったなーって。

そういえば、旦那は西表にいる時船買って、愛知から船で西表まで自分で操船してきたよなぁ・・・

あの時は安否確認の為に毎日電話くれてたけど、

「船が潜水艦状態やー」

「こりゃー生きるか死ぬかやー」

って言ってたっけ・・・

すごい人や・・・って改めて思う。

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